世界中の人々が当たり前のように「IT」という言葉を使う現代。
私たちの生活環境は、たかだかこの十数年の間に、文字通り目まぐるしく変化してきました。
家族同士や友人同士は無論、職場の同僚や取引先の人たちまでもが、24時間365日、常につながっていることが当たり前になり、そのことに疑問さえ抱かなくなっている人たちも多いのではないでしょうか。
あるいは、相手が「人」ではなく「人工知能(AI)」というケースも日に日に増えてきています。
もはやそこには「ITやAIを取り入れる」という意識はなく、「ITやAIのおかげで便利である」という意識すら希薄になりつつあります。
「当たり前すぎること」
私たち人類は、高度経済成長期から続く技術革新というフェーズを終えました。
人類史上初のグローバリゼーションという地球規模の大きなうねりの力によって、個別の企業や個別の国が、我先にと技術や利益を競い合った時代は、もうすぐ終焉を迎えます。
これまで私たちは、新たなテクノジーを生み出すことと、それらを活用して、我々の生活を、より便利で充実したものにすることに大きな価値を見出してきました。
しかし、これからの時代においては、当たり前となったそれらのテクノロジーを使い、我々と、そして我々の子どもたちや孫たちの平和で安全な未来を守ってゆくことに最大限の価値を見出してゆくことが重要です。
私たちは成長し、そして、成熟期を迎えたのです。
これからは、企業や地域、国や人種、性別や年齢などの枠を取り外し、人類も含め、命あるものたちと、そして、私たちが生きてゆくために必要なこの惑星を同列に並べ、考え、取り組んでゆく時代に入ってゆきます。
私たちエクサバイトは、この意識をもって、様々な課題に取り組み、皆さんと力を合わせて、これからの新しい未来を築いてゆきたいと思います。